長期優良住宅

長期優良住宅とは

一般住宅とは違い、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅とみとめられ
「長期優良住宅認定制度」の基準を満たし、断熱性能や耐震性を第三者機関が審査をして認定を受けた住宅。

湿気による結露を防いだり、断熱材や窓に性能の良いものを使うので、冷暖房費用を節約できます。計画的な維持管理を行うため10年にごとに点検し、劣化の早い水回りや、重要な構造部分などを定期的に点検することで、住宅のお手入れを行います長く住み続けられるようにします。

  1. 長期に使用するための構造及び設備を有していること
  2. 居住環境等への配慮を行っていること
  3. 一定面積以上の住戸面積を有していること
  4. 維持保全の期間、方法を定めていること
  5. 自然災害への配慮を行っていること

長寿命住宅のメリット

・補助金(最大130万円)

・地震保険料の割引

・税金の減税(固定資産税、不動産取得税、)

・住宅ローン控除

 1 

補助金

長期優良住宅を新築するときには、「地域型住宅グリーン化事業(長寿命型)」による補助金を受けられます。この制度は、国土交通省の採択を受けた中小工務店で木造住宅を建築した際に利用でき、大手ハウスメーカーは対象となりません。 補助金額は一戸当たり最大110万円で、三世帯対応型住宅仕様を利用することによる加算金などもあります。

 2 

地震保険

長期優良住宅は、耐震等級2以上と定められており高い耐震性を認められているため、地震保険料が割引されるメリットがあります。耐震等級2で30%割引、耐震等級3で50%割引など、耐震等級に応じた割引率が適用になります。なお、地震保険はどの保険会社で申し込んでも、政府が定めた一定の制約により保険料・補償内容は同じです。また、地震保険のみ加入することはできず、火災保険に加入していることが必須となります。

 3 

劣化対策

床下の高さを確保することで床下の状態を確認しやすくしたり、天井裏の点検口からの点検も行える計画とするなど検査、点検が簡単にできる工夫がされている。

外壁に通気スペースを作り、湿気で木が劣化するのを防ぐ。

 4 

住宅ローン控除

長期優良住宅は、住宅ローン商品「フラット35」の金利優遇制度があります。 フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構の提携によって提供される、長期固定金利の住宅ローンです。 フラット35を利用するために必要な技術基準に加えて、更に省エネルギー性・耐震性・バリアフリー性・耐久性・可変性などの面で一定の技術基準を満たすと、【フラット35】Sを利用することができます。 長期優良住宅なら、【フラット35】Sの金利A・Bプランのうち、優遇の高い金利Aプランが適用され金利引き下げ期間が10年間となります。

 5 

税金減税

新築住宅を建てると、一定期間内は固定資産税が2分の1に軽減されます。
下記の表のとおり、減額される期間は一般住宅では3年ですが、長期優良住宅だと5年間となります。

また、住宅ローンや不動産取得税も優遇されます。

長寿命住宅のデメリット

申請コスト  がかかる

長期優良住宅の認定を受けるためには費用がかかります。
審査・認定に関する手数料は行政により多少のバラつきがありますが、通常の住宅よりも申請コストがかかります。

また、一般住宅よりも断熱材や窓等の材料が高性能なものを使用するため、割高になる可能性があり、建築コストも多くなる可能性があります。

上がった  コストは補助金で

弊社は地域型グリーン化事業の事務局を行っておりますので、約100万(仕様により加算金あり)の補助金を使用し建築費にお使いいただけます。

期限や補助枠数により補助が受けれない可能性がございますので事前にご相談ください。